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目とメガネに関する豆知識


前回のコラムでご紹介した"メガネ・ダンディズム"。

ダンディ(dandy)とは「男性の服装や態度が洗練されている・こと(さま)」(三省堂提供「大辞林 第二版」より)。流行のファッションに身を包むのではなく、自分だけの"美学"でこだわりを持つ"メガネ・ダンディズム"。そんな意識を持つことこそ、次なるメガネブームの主幹となるのでは、とご紹介しました。


●自分自身の中に潜む"美学"とは?

みなさんは自分の"美学"について、考えたことがありますか?
"美学"というと何やら難しく感じるかもしれませんが、皆さんが身に付けるものを購入する時には、色や形などを見て、ご自身なりの好みやこだわりで選んでいるのではないでしょうか。それも、ひとつの"美学"と言えるでしょう。別段、意識をしていなくても、自分の"美学"は日常に潜んでいるものです。その"美学"にもう一歩踏み込んでみては?というのが、今回のコラムでご提案したいことです。

さて、普段使っているあなたのメガネは、何を基準に選んでいるでしょうか。
メガネをファッションとして意識していない方は、おそらく、自分にとって無難なものを基準に選んでいる方が多いと思います。
もちろん、無理なく自分に似合うのは大切なこと。でも、そこには「私にはこれしか似合わない」「派手なデザインのものは恥ずかしい」という思いがあるのでは?

しかし、普段から使う、生活と密接なものだからこそ、メガネをファッションの一部として、独自の"美学"でこだわりを持つ。それが大人のメガネスタイル、"メガネダンディズム"ではないでしょうか。

次にメガネを選ぶ時は、「自分に似合うように選ぶ」ことよりも、「なりたい自分になれるように選ぶ」ことに重点を置いてみませんか?


●自分だけの"ダンディズム"を実現できる、メガネ選び

今回は、そんな自分だけの"ダンディズム"を実現できるメガネを選んで、新しい自分を発見してもらいたいという目的で、実際にモデルの方にご協力いただき、コーディネイトをしてみました。



Nさん(40代)

素敵な笑顔と楽しいお話で周囲をなごませてくれる、 とてもユニークな印象のNさん。
でも憧れているのは「高倉健さん」のような、 落ち着いた雰囲気の男性とのこと。

自分に似合うと思っているメガネは「スポーティなタイプ」。普段はあまりメガネをかけていないので、現在持っているメガネは1本だけなのだそうです。

落ち着いた雰囲気と、しっとりした大人の魅力をメガネで実現するべく、今までは選んだことのないフレームデザインのメガネを試着していただきました。
「今まではユニセックスなメガネを好んで掛けていましたが、紳士用もそんなに違和感が無いのかもと思いました。」とNさん。

「しかしながらまだまだ渋い男には程遠く、内面から滲み出る軽薄さを覆い隠すようなメガネがあれば、たまにしかメガネを掛けない私でも、常時かけているようになると思います。次回、メガネを買う時にはちょっと冒険してみようかと思いました。」と、普段はメガネを使用しないというNさんも、メガネの魅力に気づいていただけたようです。


Oさん(20代)

理知的な印象の強いOさん。憧れの人物は「YOUさん」。フェミニンで可愛らしく、独自のセンスで雰囲気にぴったりの服をナチュラルに着こなしているところが素敵なのだとか。

「メガネをかけるとキツイ印象になるので、あまり目立たない細めのフレームを選んでいます」と、今のメガネは細めのフレームで知的な印象が強いですね。

「YOUさん」の持つ、フェミニンで柔らかな印象をメガネで実現するべく、いつもは選んだことのない、太めのフレームデザインのメガネを試着していただきました。
「ユニークなような、親しみやすい印象に変化したように感じます。メガネ一つで、目だけでなく顔の印象が大きく変わるのですね。」とOさん。

「メガネをかけると素の自分ではない気分にもなりますよね。メガネを変えるというより、顔を変える楽しさがあるなと今回の体験で感じました。これからは、(私の中では)ちょっと変わったメガネに惹かれそうです。」と、"メガネで自分が変わる"ことを実感いただけたようです。
お二人とも、メガネフレームを変えるだけで、驚くほど印象が変わりましたね。

このようにメガネは、かけるだけで顔の印象や雰囲気そのものを変えることができる、可能性を多く秘めた魔法のファッションアイテムにもなるのです。

長年、メガネを常用している方は、毎回、同じようなデザインを買ってしまうことが多いかもしれません。けれど、たまには普段使っているメガネとは別のタイプの、周囲に与える印象の違うフレームのメガネにチャレンジしてみませんか?

自分では気づいていなかった、自分だけの"美学"。そんなダンディズムは、男性だけでなく、女性でも持っているもの。そんな自分だけのスタイルを、メガネを変えることで見つめなおしてみると、いいかもしれませんね。

新しい自分に出会えるかもしれませんよ。