去年夏、約40年ぶりに創業の地に帰ってきた
日産グローバル本社。
おかえりなさい。
横浜の玄関口として
建物内部に公共通路が貫通し
ギャラリーの大空間に自然に吸い込まれながら
![](/wp-content/themes/sop-kaiteki/entry_image/taka-cafe/chair.jpg)
建物を設計監修した建築家谷口吉生氏がデザインしたらしく椅子も特注だそうです。
デッキ状に通り抜けできる。
初めて通ったときから気になっているものがある。
間近に見たくてとうとう眼下のギャラリーに
踏み入れた。
気になるものというのは、椅子。
商談や休憩、カフェに使われている
ソファやチェアが美しい。
赤、白、黒の椅子の数々と
椅子のある風景はそれ自体が作品のよう。
床の基調色の白と建築材の金属の空間の中で
椅子の白は主張あるモダンな白、
鮮やかな赤は鮮烈なインパクトで
ギャラリー空間に光彩を放っている。
![](/wp-content/themes/sop-kaiteki/entry_image/taka-cafe/child_chair.jpg)
こんな可愛いころんとした椅子も。子どものお絵描き用。
最近多く見られる癒し系の空間と違って
潔く発進力を感じて小気味いい。
なぜ椅子かといえば
一人掛けの椅子を探しているからで。。。
本を読んだりブログを書いたり転た寝したり...の。
憧れのコルビジェやウェグナーは
(もちろんリプロダクション!)
いざ現実的に考えるとムリがあるなと
思い踏みとどまっている。
あるべき空間というのが必要ということかな。
そんなわけで主役の車を素通りして
椅子に焦点があってしまった。
この建物は、
![](/wp-content/themes/sop-kaiteki/entry_image/taka-cafe/dattsan.jpg)
カーデザインの歴史を紹介するステージではヘリテージカーが展示されていました。ダットサンセダン113型(1956年)。
ビル内外への影響の環境性能を追求した建築として、
また、地域との交流に環境対応した建物としても
評価を得ている。
カーテンウォールとルーバーで覆われた建築構造と、
ダイナミックに建築内部を貫通するギャラリーを
そんな目で鑑賞しながら通り抜けするのも
楽しみ方のひとつかも。
桜の季節。
大阪造幣局の通り抜けは有名だけど
椅子鑑賞のギャラリー通り抜けもぜひ。
あっ。
車もどうぞご覧ください。