快適視生活応援団オプト・コーディネイター山崎貴子のブログ Taka's cafe > 鎌倉・海松色のワザ

Taka's cafe
倉小町通りで
緑色の小物が店頭に溢れる雑貨屋の前で立ち止まった。
「入ってみる?」
店名シールの海松色と包み紙の萌黄色、この配色がフレームの表裏の色になってました。□ー□

一緒に散策した鎌倉の友人はたまに来るらしい。
はは~ん、なるほど。
店内は緑だらけの小物と
猫キャラがいっぱい=^^==^^==^^=
ユリちゃん家にも猫がいる。


もうひとつの
はは~んなるほどは、店の名前。
「海松色」(みるいろ)という。


海松色は日本の古い色の呼び名で暗い灰黄緑。
ミルという海藻の色で全体が松葉の形に
似ていることに由来する。
といわれても食べたことないけど...

おしゃべりに夢中になって店主の写真撮り忘れてしまったのでお土産に買ったミル河童でも...極楽々♪
英語名ならオリーブグリーンが近い。
系統でいえば緑。
だから店の品揃えは明快、
どうりで緑づくしのはずだ。


なにより目にとまったのは
主らしい女性のメガネ。
一見してANNE ET VALENTINのスクエア。
表が海松色で裏が萌黄色。
萌黄は芽が出たばかりの草木の黄緑色だから
同系色濃淡のビコロール配色になる。
若さを裏に隠す美意識がステキ。


さらに気がついた。

昭和世代懐かしの"フクちゃん"生みの親横山隆一旧邸テナントのスタバで休憩。庭のプールを眺めながらお茶できます。
フランスのフレームのカラーリングが
この店の中では日本のかさね色目にみえてくる。
かさね色目と単色の海松色にひねりを利かせ
メガネにもかさねあわせているのだと。



こういう粋なオトナのオシャレを
思慮深いと思う。


4人入ったら身動きとれない店に
途切れず客が入ってくる。
おそるべし古都鎌倉、
海松色。