この連載は実際に「快適視生活応援団」メンバーの細川さんに体験談を書いていただいております。
「1.メガネ屋さん選び編 ~どこでどんなメガネを買おうかな~」
「2.メガネ購入編 ~いざ!メガネ選び~」
「3.メガネできあがり編 ~ついにメガネが手元に!~」
以上の3回の連載でお届けする、細川さんのメガネ購入体験談。
連載最終回の今回は、「メガネできあがり編 ~ついにメガネが手元に!~」です。
メガネ屋さんで、入念の視力検査の後にメガネを購入した細川さん。
今回は、メガネ屋さんでのフィッティングについてレポートを頂いております。
~メガネはちゃんとかけることが重要!!だからフィッティングには慎重に~
▽1.「12mm」と「12°」がポイントです。
こんにちは、細川です。
いよいよ今日はメガネを受け取りに行く日・・・朝からなんとなくドキドキ。
新しい物を買うというのは、やっぱり嬉しいものですね。
新しい家、新しい車、新しいスーツ、新しい靴・・・
そして新しいメガネ。どれも自分を新鮮な気持ちにさせてくれます。
いつもより気持ち顔を洗う時間が長かったり、ひげを入念にそったり、いつもは使わないドライヤーで髪の毛を整えてみたり・・・。 お気に入りのシャツとネクタイを締め、いざA店へ!!
ちょっと仕上がりにドキドキしながらお店の扉を開けると、視力測定の時にご担当いただいた店員さんのお出迎え。
「細川さん、こんにちは!メガネ出来てますよ。どうぞこちらへおかけください。」
名前を覚えていてくださったのも、嬉しい気持ちを助長させてくれます。
椅子に座り、棚からメガネを取り出され、目の前に念願のメガネが登場!
早速メガネを掛けてみる(チャチャーン♪←心の中では音楽が)と、パッと世界が変わりました。
さて、まずはフィッティングです。基本的には、ツルの角度と、鼻あての調整だそうです。
ポイントは2つ。「12mm」と「12°」です。
○メガネは目とレンズの距離が12mmを想定して設計しているようです。
1番よく見えるポイントが12mmということだそうです。
○12°・・・フレームの傾斜です。メガネを横から見ると少しフレームが下向きになっているかと思います。それも一番よく見えるポイントなのだそうです。
耳の高さや、奥行きによって傾斜が変わるようです。
上の2つはどちらも、人の顔次第ですよね。
耳の高さも奥行きも、鼻の高さも、誰一人として正確に同じ位置ということはないでしょう。
せっかく入念な視力測定をして作ったメガネも、1番本領を発揮するポイントで掛けないと、視力の矯正効果に違いが出てきてしまうのだそうです。
今まではフィッティングと言うと、きついとかメガネが下がるとか、掛け心地だけを調整するものと思っていましたが、見え方や見た目にも関わってくるのですね。
フィッティングの重要さを実感させられました。。。
▽2.メガネに慣れる・・・
メガネのフィッティングも終わり、最終のテスト(?)です。
まずは、メガネを掛けて店内を歩いてみます。足元の見え具合に問題が無いかをチェックしました。
私はもともとコンタクトレンズでしたので、少々の違和感がありました。
それは、コンタクトレンズとメガネの大きな2つの違いのせいだそうです。
○下を向く、上を向く、横を向く時に、コンタクトレンズの場合には、眼球を動かせば何も問題なく見えます。ところがメガネの場合は、顔を一緒に動かさないとメガネの切れ間から見ることになり、ぼやけて見えてしまいます。
私が買ったメガネはレンズがさほど大きくないために、眼球だけを動かすとすぐにぼやけて見えてしまいます。(当然ですね)
当日は、少しそれが違和感でしたが、それから2週間くらいたった今は、もう完全に顔の動作がメガネになれました!!
○非点収差・・・
レンズは中心部がよく見えるようになっていて、レンズの端で見ると少し歪んで見えてしまうようです。それを収差と呼ぶのだそうです。ただ、私が購入した「非球面レンズ」はその収差が軽くなるように設計されているので、当日からさほど違和感はありませんでしたが・・・
あとは、車を運転するために少し度を強くしたせいか、目が「キューッ」と締め付けられる感じが若干しました。それは、少しずつ慣れる他ないようで、我慢してギリギリまで掛け、はずす。そしてまた掛けるを何回か繰り返していくうちに慣れてくるようです。私の場合は、半日くらいでその症状はなくなりすっかり目になじんだ気がします。
でも、メガネを掛け続けているのが辛かったり違和感があるようだったら、メガネ屋さんに行けば調整をしたり、いろいろと助けてくださるようなので、安心です。
またA店では、メガネ購入から3ヵ月後や3年後など、定期的にお客様にご連絡し、その後の様子などをお伺いしたりするようです。
買い替えなどが無い限り、なかなかメガネ屋さんに行くことって少ないかと思います。
メガネが少し緩んだりした位ではなかなか足を運びませんよね。。。 でも、さきほどのフィッティングの話でもありましたが、目との距離やフレームの角度などで見え方が違ってくることを考えると、定期的に見てもらうことがいいのでしょう。
アフターフォローをきちんとしてくださるお店には、自然と信頼感が増してしまいます。
▽3.メガネのお手入れについて
最後に、販売員の方にお伺いしましたメガネのお手入れについて少し触れておきます。
○汚れは中性洗剤で!
メガネのレンズはコーティングがされているのですが、中性洗剤で洗わないとそのコーティングを傷めてしまうこともあるようです。
中性洗剤で汚れを落とし、水洗いし、水気をティッシュなどでふき取った後にメガネ拭きで仕上げ・・・ が一番メガネにはいいようですよ。
○メガネを拭くときは、細かいごみなどに気をつけて!
メガネ拭きやティッシュなどに細かいちりやごみが付着したままレンズを拭くと、コーティングを傷つけてしまいます。
必ずきれいなメガネ拭きやティッシュを使うようにしましょう、とのことです。
○高温には気をつけて
お風呂に入る時やドライヤーをかける時など、メガネをされたままの方が多いようですが、あまりオススメできないようです。 急激な温度変化は、フレームやレンズをいためる原因となるようです。
○水・汗・油・レモンなどの果汁・ヘアスプレー・整髪料・化粧品などなどレンズに付着した際には、こまめにふき取ることが大事だそうです。
さらに、水洗いをオススメされました。シミになるだけでなく、酸性やアルカリ性のものはコーティング剤を剥がしてしまう恐れがあるので、注意が必要だそうです。
3回にわたり、ありがとうございました。
アクセス数も多くあったようで、嬉しく思っております。
みなさまのなんらかのお役に立てたら幸いです。
ありがとうございました。
▽連載▽ メガネ購入体験談 [3]メガネできあがり編