寒くなったり、花粉の飛ぶ季節になると、風邪の予防や花粉症対策として、マスクの着用率が高くなりますよね。
メガネユーザーの方は、メガネとマスクの両方を着用したときに、メガネが曇って困ったということが多いのではないでしょうか。曇ってメガネを外すと今度は何も見えない!なんてこともありますよね。
また、マスクを着用しなくても、料理中や美味しいラーメンを目の前に真っ白~なんてことも。「メガネの曇り」は本当に厄介なものですね。
「曇らないレンズがあればいいのになぁ」と思っているメガネユーザーの方も多いことでしょう。そんなお悩みを解消しようと、今回ご紹介するのがレンズの曇りを防ぐ機能コーティング【フォグレスコート】です。
今回は、この【フォグレスコート】について、みなさんにお話しようと思います。
■1.【フォグレスコート】ってなに?
フォグレスコートとは、マスクをしたり、温度差のある場所へ移動することで生じるレンズの曇りを防ぐための、レンズのコーティングです。
セイコーのレンズをご注文される際に、オプションとしてフォグレスコート仕様のレンズを選択することができます。たとえば、寒いところであたたかい料理を食べようとするとき、メガネのレンズがさっと曇って目の前は真っ白になってしまいます。
また、通勤の際などに、暖房や人ごみでむっとした電車に乗ると、レンズがもわっと曇ってしまうのはやっぱり不快だし、恥ずかしさも倍増。
でも、フォグレスコートのレンズならその心配はありません!
寒い場所から温かい場所への移動中も、快適でクリアな視界を保つことができます。
■2.レンズはなぜ曇るのか?
ご存知の方も多いと思いますが、レンズが曇るメカニズムについてです。
レンズ表面の温度が急激に上がると、空気中の水分が結露して細かい水滴が発生します。その水滴で光が乱反射することによって、レンズの透明性が低下し、曇りが生じるのです。
レンズの表面に小さな水の球がたくさんはりついているところを想像してみてください。小さな水の球のそれぞれが光を乱反射してしまい、光はレンズの表面まで届かなくなってしまいます。
■3.フォグレスコートがレンズを曇らせない理由
フォグレスコートはセイコー独自の技術により、従来のレンズ表面にあるマルチコート(反射防止膜)の上に、親水性の高い防曇膜を形成します。
さらに、その上から極めて親水性の高い「メンテナンスクリーナー」を塗布することによって、親水性の「ダブル効果」を発揮!レンズ表面に水滴を作らず、光の乱反射を抑えて、クリアな視界を保つことができます。
また、フォグレスコートは親水性が高いため、「メンテナンスクリーナー」を簡単にムラなく均一に塗布することができます。拭き取りも楽々です。
その上、コートとメンテナンスクリーナーの曇り止め成分の相性が非常に良いため、レンズ表面をくり返し拭いても、防曇機能を長く維持する耐久性にも非常にすぐれています。
■4.こんな方にフォグレスコートをおすすめします
☆よく料理をなさる方
☆マスク着用の時間が長い方(看護士、花粉症の方など)
☆特に曇りが気になる方(度数が強いため常時メガネをお使いの方など)
など
お料理するときも気になるのはやっぱり湯気。火や刃物を扱う台所で、レンズが曇ってしまうのはやはり危険です。でもフォグレスコートのレンズなら、いつも快適な視界で安全にお料理していただくことができます。
また、気になるのはやっぱり「マスク」!花粉症対策としてメジャーになってきた「マスク」ですが、マスクの下で呼吸をすると鼻の上のメガネレンズが徐々に白くなってきたりしますよね。そんな方にも、このフォグレスコートはぴったりです。
さまざまなシーンで、メガネの曇りによる悩みを解消してくれるこの【フォグレスコート】。新しいメガネ、レンズをお買い求めの際にはぜひ!お試しいただきたいと思います。
曇りのないレンズで、新しいメガネの「快適な視界」生活を始めてみませんか?