天から降りてきた感じですね！（笑）山崎さん的に“美調光（ソレール）”の魅力を一言で言うと、ズバリ何でしょうか？

ファッションじゃないと思っていたら全くの逆で、美調光レンズはファッションである、というところです。ダークなサングラスでは得られない、表情がわかるやさしい色づきで、日常的に使えるエレガントなレンズです。

機能性も持ちつつ、ファッションでもあるレンズは調光レンズのこれまでのイメージとはまったく違いますね。“美調光（ソレール）”の魅力を分析していくにあたり、苦労した点はどのような点ですか？

私はレンズそのものの開発ではなく、それを専門の立場からどう“料理”して魅力的にみせるかソフトをつくるのが仕事なんです。美調光の魅力を考えるにあたってはレンズの濃度がつねに変化しますので、UV量と濃度の関係を探ってどんなシーンにどの程度の濃度になるか検証し、わかりやすく伝えることは大変でした。おかげでUVケアの重要性が“目にしみて”（笑）わかりましたけど。

一方で、色選びについてはブルーならブルーの色の特徴を素直に生かそうと考えたのでイメージは膨らませやすかったです。

一般的な調光レンズだと濃い状態で８５％くらいの濃度が多いのですが、“美調光（ソレールライトシリーズ）”は、１番濃い状態で５０％程度なので、掛ける方の顔の表情がみえ、個性を持たせることができると考えています。

美調光ならではという色の選び方とか楽しみ方、あるいは気をつけたい点というはありますか？

まずは「自分をどう魅せたいか」に合わせて、お好みのカラーを選んでいただければと思います。

若々しく爽やかでクールな印象で楽しみたい方はライトブルーがおススメです。フェミニンな印象に魅せたい方はライトロゼ、モダンで都会的な印象に魅せたい方にはライトグレイをおススメします。

また、レンズカラーとリップカラーの相性で目指す印象により近づけるので自分が使っているリップカラーの傾向でレンズ色を選んでもよいと思います。

その他、色白に見せたい、肌に透明感が欲しい時はライトブルー、もともと血色が悪い方はライトロゼ、目元に彫りがほしい人はライトグレイを選んでいくのもいいと思います。

それから注意点というよりフレーム選びのアドバイスとして、レンズが濃い時も淡い時もどちらにもマッチするフレームを選ぶといいです。調光が濃い時にステキな大ぶりでインパクトあるフレームが、調光が淡い時にもステキとは限りません。

レンズの濃淡どちらにも映えるフレーム選びをしてください。

屋外用のサングラスに室内用のクリアのメガネといくつも持ち歩くことなく、1本でインドア・アウトドアもOKなのは魅力ですよね。できれば普段掛けても平気な、大きすぎないフレームを選んで作るといいと思います。

ソレールご紹介用リーフレットでは、エレガント志向の４０代以上の女性の方をメインのターゲットにしたブランド『ルネ・ドゥ』のフレームと各色のレンズを合わせて紹介しています。

レンズカラーとリップカラーですか。これまであまり意識したことがなかったです。ありがとうございます！普段複数のメガネを持ち歩いたり、メガネを掛けたり外したりしなくて良くなるのはとても魅力的に感じました。

“美調光（ソレール）”のターゲットとしている人はどんな方ですか？

メガネにファッションカラーとしてレンズに色を入れるという点で、メインは４０代以降だと思います。

眼鏡店様に向けたセミナーや展示会では多くの方が興味を持たれ、遠近両用の美調光なら、外ではまぶしくなく室内にもそのまま違和感なく入れるので、「メイク代わりにもなるからこの１本でいけるわ」と言われました。通常のカラーレンズとは違う色の移ろいを楽しみたい方に、“美調光（ソレール）”を選んでいただけると思います。