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製品紹介

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特集【第11回】EYEWEAR DESIGN アイウエアデザイン商品開発インタビュー

セイコーフレームの新シリーズ SEIKO LIGHT & FITTING (SEIKO L&F/セイコー ライトアンドフィッティング)。商品のイメージであるヴィンテージ感に合わせて古民家リノベーションカフェにて商品開発の経緯などをビジネス開発課の河合さんに、デザインコンセプトをデザイナー小野田さんにお話を伺いました。

開発のきっかけ・背景

インタビュアー


まずは、この新シリーズを立ち上げた背景などをお聞かせください。

河合


ビジネス開発課 河合

メガネを必要とするすべての人のために「メガネデザイン=EYEWEAR DESIGNアイウェアデザイン」を考え抜いた末に生まれたのが、L&Fです。メガネというのは、「フレーム」と「レンズ」、2つの異なるパーツが組み合わさってはじめて完成体となります。外見上のユニークさにとらわれがちなフレームだけの商品開発ではなく、レンズのことも考えたフレームの開発をすること、フレームとレンズ両方のサプライヤーである私たちだからこそできる「アイウェアデザイン」の商品開発をスタートさせました。

インタビュアー


フレームとレンズ両方のサプライヤーだからこそできる「アイウェアデザイン」…なるほど、具体的には?

デザインとバリエーションについて

河合


まず注目したのが日本人の頭の形状です。上から見た頭の形が、アジア系である我々日本人は、前後に長い西洋系の方々と比べ、短くて丸い。このためフィットさせるのが難しい…。

そこで私共はこの形に注目し、テンプル全体に独特のカーブをつけ、しかもこれを超極薄0.6㎜厚の繊細な板状のチタン材を使い、 その素材の弾力で優しく包み込む形状に作り込みました。

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加えて、重量バランス。重心が前に偏らないようにモダン(耳当て)にボリュームを持たせ、肌に密着する面を広くすることで優しいフィット感を整えました。

それともうひとつ、メガネレンズには、「眼からレンズまでの距離」や「視線に対するレンズの角度」など、正しい位置があります。レンズが機能するメガネにするためにレンズを正しい位置にする、そのためにはフレームを調整(フィッティング)することが大切です。そのフィッティングに重要なのがフレーム各部の調整のしやすさです。
デザインを優先するため、フィッティングができないメガネも多いですよね~。
頭の形はもちろん、鼻や耳の位置や形状など、お掛けになる方の特徴は千差万別です。L&Fは鼻当てパッドや耳当てモダンなどすべての部分において広い調整域を設けました。眼鏡技術者の方々に心ゆくまで調整いただけます。だからこそ、お掛けいただく方の肌に吸い付くようなフィット感を実現できていると思います。

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詳細は「知っておきたい14の最先端技術」としてホームページに紹介しています。是非これもご覧いただきたく思います。
https://www.seiko-opt.co.jp/frame/light-and-fitting/

インタビュアー


なるほど、いろいろ考えられたフレームなのですね、
それでは、デザインについてもお伺いしたいと思います。

小野田


ビジネス開発課 小野田

日本におけるメガネの流行はテレビや雑誌、或いはSNSで有名人がかけているフレームの影響が大きいです。彼女たちや彼らは最新のメガネやサングラスの情報を最新のファッション誌や有名海外アパレルブランド、またはスタイリストから吸収します。昨今の女性用メガネの流行としては、知的で可愛らしさを演出できるトラッド系シェイプのメガネの流行りから徐々にシェイプが大きくなり、更に可愛らしさを演出する傾向になっています。このシェイプの拡大化は日本より先に欧米で流行っていました。日本はラウンドタイプが主流ですが、欧米では大きなシェイプのフォックスタイプやスクエアタイプなども流行っています。元来平坦な顔の日本人にはこれらが似合う人が少ないのですが、小顔になってきた若年層の顔にはフィットする確率も高くなってきました。欧米の流行を取り入れながら日本人の顔に相応しい新しいシェイプ開発の研究もしました。日本の洗練された最先端の流行に欧米の流行エッセンスをふりかけたデザインフレームと思っていただければ良いです。

インタビュアー


8バリエーションのシェイプがあるとお聞きしましたが、これにもこだわりがあるのでしょうか?

小野田


このために日本人の平均の顔寸法の合成顔写真を作り、新しい約40のレンズシェイプのメガネフロントをデザインし、この顔写真とメガネを重ねて検証しました。そこで醸し出す雰囲気を確認しながら、顔にちょうど良い寸法やボリュームを微調整しつつスタッフ全員で8バリエーションを絞り込んで選び出しました。この8バリエーションの中からユーザーが「これだ!」と気にいる一本を探せると思っています。性別に関係なくどれを選んでいただいてもよいデザインになっていますが、大まかに分けると男性用4モデル、女性用4モデル、内1モデルは強度用レンズ対応の男女兼用モデルと大別できます。更に細かく分類すると、

1)ヴィンテージ感溢れる男性用メガネが3モデル
2)現代の男性のビジネスシーン用メガネが1モデル
3)ヴィンテージ感のある大きなシェイプの女性用メガネが2モデル
4)現代の女性用のビジネスシーン用メガネが1モデル
5)強度用レンズに対応するヴィンテージ感のある小さなシェイプの男女兼用モデルが1モデル
となります。

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インタビュアー


8 バリエーション、こう並べるとそれぞれ個性があって楽しいですね。

河合


そうなんです。オリジナルのPOPがフレームのヴィンテージ感を更に後押しする仕掛けになっています。

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