

敷き詰めたあられの上に棒状やくるんとねじった有平糖(あるへいとう)に落雁…見た目も味も舞い上がります。

三島のホテルロビーでの雛壇飾り。内裏雛の並びは現代式でした。
雛あられをいただいたので
仕舞い込んでいた小さな木彫の立雛を
取り出したものの
内裏雛の並べ方に悩んでしまった。
京都を中心とする関西では
男雛は左(向かって右)女雛は右(向かって左)
日本古来の「左方上位」の考えからだとか。
一方、関東では
男雛は右(向かって左)女雛は左(向かって右)
明治以降の西洋式ルールに倣い広まったそうだ。
つまり時代や地域、家庭、考え方によるので
どちらが正しいということはないようだ。
雛祭りの伝統食のひとつ、菱餅。
赤、緑、白の餅を3段に重ね菱形に切ったもので
赤には「魔除け」
緑には「長寿や健康」
白には「清浄」という意味がある。
雛あられは、
4色の場合「桃・緑・黄・白」で四季を、
3色の場合「白・緑・赤」で
白は雪の大地
緑は木々の芽吹き
赤は血と生命を表していて、
自然の力を得られるようにという
意味が込められている。
4色でも3色でも
健やかな成長と四季を通じてエネルギーを
取り込めるように願う気持ちは変わらない。
みぞれ交じりの雛祭り。
桃の花を前にオトナ世代には
ちらし寿司と桃花酒が乙かもしれない。