2年越しのエルメスが届いた。
といっても
ケリーやバーキンなんていう大物ではなく
手帳につける“しおり”、
そんな小さなもののこと。
こんな小さな箱に入っていて。。。
タッセル好きだった当時、
エルメスにもそんな小物があるのを知って
それは後になってカルメンチータという
名前だと知ったけど欲しいGMサイズの
オレンジがなくて探してもらった。
だけど全国直営店どこにもなく
いつオレンジ色が入荷するともわからない
というのでもし入ったら連絡を、と
確かに伝票に名前を書いた。
一応。
そのあと銀座店へもようやく初めて
開けると蓋からぶら下がるようにセットされていました。箱じゃなく蓋の方なんて意表つく演出♪ 手帳にセットするとしっぽのように飛び出ます。
この時とばかり足を踏み入れた。
冷やかしなんかじゃないし、
小品といえども顧客には違いない、と
まあ、一応。
答えは同じだったので
代用品で過ごしているうちに
すっかりこの1件を忘れていた。
そして約2年が過ぎた今、
出張から戻った自宅の留守電に
入荷したというメッセージ。
何のことだろう...と一瞬止まって思い出した。
あぁ...っ!
2010年の手帳レフィル。リボンは年ごとに年号とその年のテーマが描かれていてリボンのコレクターもいるとか。実は代用品というのがコレ。織りがしっ かりしていて使いやすい。お気に入りのリボンでしおりはおすすめです。
嬉しいというか。。。驚いた。
忘れられてるだろうと思っていた
ちっぽけなモノのために
ずっと名前が保管されていた。
代用品で満足していたけど
記憶の迷宮入りから救われたしるしに
今日から手帳の“しっぽ”となっている。
きのう春一番が吹いた。
忘れものやなくしもの、合格通知も
春と一緒にやってくるらしい。