快適視生活応援団目とメガネに関するQ&A目とメガネに関する?(はてな)動物の目 > 人間と鳥では、まぶたの閉じ方が違うのですか?

目とメガネに関するQ&A

人間をはじめとして動物にまぶたがあるのは、目を乾燥から守るために涙を送り込んだり、涙で眼球の汚れを洗い流したりするためです。

上下のまぶたのうち、哺乳類では主に動くのは片方で、上まぶたが開閉します。しかし、多くの鳥は人間とは逆で、下から上にまぶたを閉じます。
また、脊椎動物の中には「瞬膜(しゅんまく)」という半透明の膜を持つ動物が多くいます。

瞬膜は、まぶたがある動物の場合、まぶたと眼球との間にあります。
まぶたは顔の皮膚と同じで常に露出していますが、瞬膜は目の中から出てきて眼球を覆ったり開いたりします。
また、まぶたが垂直方向の運動をすることが多いのに対し、瞬膜は水平方向の運動をすることが多くあります。

瞬膜が発達しているのは、鳥類や爬虫類、無尾両生類、魚類の一部(サメ類)などです。
哺乳類は退化していて、わずかしか残っていませんが、猫は瞬膜が割りと大きく、体調が悪い時などに眼球から前に出ます。
人間の目については、鼻側の奥にある小さなふくらみが瞬膜のなごりと言われています。

その他に、魚類の場合は、水中にいるため目が乾くことがなくまぶたがない魚が多いのですが、中にはフグなどのようにまぶたを持ち、目を膜で覆う魚もいます。