メガネユーザーにとって、「レンズのくもり」は煩わしいものですよね。
メガネがくもるシーンといえば、『温かい汁物を飲んでいるとき』や、電車の乗降時・エアコンの効いた室内から屋外に出た時など『温度差が大きい場所へ移動したとき』などが思い浮かびますが…そんな特定のシーンに限らず、「新しい生活様式」によってマスク着用が日常化している今、マスクの上部から漏れ出す自身の呼気によって、レンズのくもりを感じやすくなっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、
「メガネがくもるのをなんとかしたい!」
「いちいちくもりを拭くのが面倒...」
「くもりを気にせずに生活したい!」
...そんなメガネユーザーの方にピッタリな、新方式のくもり低減コーティング『フォグレスケアフリーコート』をご紹介します。
セイコーオプティカルプロダクツ(株)では、レンズのくもりを低減するコーティング「フォグレスコート」を2004年に発売して以来、長らくのご愛顧をいただいておりますが、昨今ますます高まる『メガネレンズのくもり低減』&『手軽な使い心地』の需要にお応えして、このたびメンテナンスフリー防曇コーティング『フォグレスケアフリーコート』を開発しました。
■1.レンズは、なぜくもる?
ご存知の方も多いと思いますが、レンズがくもるメカニズムについておさらいしましょう。
レンズ表面の温度が急激に上がると、空気中の水分が結露して、細かい水滴が発生します。その水滴で光が乱反射することによって、レンズの透明性が低下し、くもりが生じるのです。レンズの表面に小さな水の球がたくさんはりついているところを想像してみてください。小さな水の球のそれぞれが光を乱反射してしまい、光はレンズの表面まで届かなくなってしまいます。
■2.【フォグレスケアフリーコート】とは?
【フォグレスケアフリーコート】は、“ 吸水性 ” と “ 滑りやすさ ” を併せ持つ、くもり低減コーティングです。
従来の「フォグレスコート」は、専用のメンテナンス液を塗布することでレンズの表面に親水性をもたせ、くもりを低減する…というしくみですが、『フォグレスケアフリーコート』は、くもり低減コート層に吸収された水分が乾燥すると放出されるために、なんと従来のくもり防止コートのような “ 防曇性を保つための特別なお手入れ ” が不要なのです。レンズの表面が乾燥すればツルツルと滑り性が向上するので、レンズの拭き心地も抜群。大変手軽にご使用いただける、新方式のくもり低減コーティングが誕生しました!
■3.【フォグレスケアフリーコート】の特長
吸収された水分は乾燥すると放出されるため、防曇性を保つための特別なメンテナンス(専用クロスやくもり止め液の塗布)が不要 | |
くもり低減効果は、通常レンズの約3倍(楽ケアコート比。社内調査)(*1) | |
表面のすべり性が高く、抜群の拭き心地 | |
カラー染色可能(アリアーテトレスカラーのみ)(*2) 白い反射色で、目もとをつややかに演出+ カラー品の色映えが良くサングラスカラーとしてもスマートに映えます。 | |
420nmの青色光を約80%・紫外線を100%カットするレンズ素材「セイコー フロンティア」対応可能 |
いかがでしたか?
マスク+メガネ生活でのくもりに不便を感じている方に。
料理をする時に。
通勤や通学の移動時に。
花粉症でマスクが手放せない時期や、
湿気の多い梅雨時に。
優れたくもり低減機能で視界良好、特別なメンテナンスの必要が無く手軽にご使用いただける『フォグレスケアフリーコート』を是非おためしいただき、くもりに煩わされない日々の快適さを実感してみてくださいね。
「フォグレスケアフリーコート」ご使用上の注意点
・通常のコートと比べると優れたくもり低減性能をもっていますが、温度や湿度などの環境によってはくもることがあります。レンズがくもった状態でのご使用は危険ですのでご注意ください。レンズ表面が乾燥すればくもり低減効果は復活します。・反射防止コートが付いておりませんので、レンズの表面・裏面のぎらつきが気になる場合があります。暗い場所での運転時に、街灯やヘッドライトがレンズに映りこむことがありますのでご注意ください。 |
詳しくは「フォグレスケアフリーコート」取扱説明書をご確認ください。