快適視生活応援団目とメガネに関するQ&A目に関する悩み目の病気・症状 > 花粉症でもないのに目がかゆくなるのですが、友人に「黄砂のせいじゃない?」と言われました。何か関係あるのでしょうか?

目とメガネに関するQ&A
花粉症ではないのに、あるいはその時期を過ぎても 「咳・鼻水・くしゃみ、目のかゆみ・充血などがなかなか治らない」、「黄砂が多く飛んできている日に涙目になる」、「花粉症の症状が突然悪化した」、そんな心あたりがある人は、黄砂が原因しているかもしれません。

症状が似ているので、日本で多いスギなどの花粉アレルギーと思ってしまいがちですが、黄砂は、2月から6月頃、あるいは10月、11月頃、東アジアの乾燥地帯や黄土地帯で強い偏西風により吹き上げられた砂塵が上空の風によって運ばれて、日本まで飛んできます。

日本に到着する頃には長い距離を風に飛ばされてきているため、花粉よりも小さくなっていますが、目を乾燥させる上に形がギザギザしているので、目をこすり過ぎると角膜に傷がついたり、視力の低下を招いたり、傷口から細菌やウイルス、カビなどが入り込み、アレルギー性ではない結膜炎を引き起こします。

また、黄砂は大気中に含まれる物質を吸着する性質を持っているため、大気汚染による化学物質が付着し、アレルギー性の鼻炎やアレルギー性結膜炎を悪化させる原因にもなっています。

主に、3月から5月頃まで、特に4月は黄砂が多く飛ぶ時期です。
天気予報を参考に、黄砂がひどいようでしたら極力外出を避け、花粉症対策と同じように眼鏡を使用して乗り切りましょう。

そして、目の予防とは別に、喉や鼻を予防するためにはマスクを使用しますが、花粉より小さい粒子の黄砂には花粉症のマスクではなく、風邪のウイルスを通さないマスクを使うのがオススメです。