目でものを見る際、ピントの調整に欠かせないのが「毛様体」にある「毛様体筋」ですが、この部分が目の疲労に関係しています。
目の疲れを取るために、簡単に出来る色々な「目の体操」があります。
◎毛様体が疲れているので、目玉をクルクルとまわして、コリをほぐしてみましょう。
・目をギュッと閉じてからパッと開けます。
・頭を動かさないようにして黒目を右・左・上・下へと2秒ずつ移動させます。
(このセットを2~3回繰り返します)
また、パソコンを使っている方は、パソコン画面の四隅を対角線上に視線で結んでみましょう。ゆっくりと動かすのが疲れ目解消に効果的です。
◎凝り固まった毛様体筋をほぐし、老眼予防にも効果的な体操です。
・一度目を5秒くらいギュッと閉じてからパッと開けます。
・その後、1秒おきに瞬きを繰り返します。
(このセットを10回くらい繰り返します)
◎ピント合わせで毛様体をリラックスさせて疲れ目の防止をしましょう。
・近くの物を5秒~10秒ほど見つめてから、出来るだけ遠くの物(樹々など)を5分くらい眺めます。
(これを数回繰り返します)
◎ドライアイ対策や疲労回復としても効果があります。
・両手を少し擦って熱を起こします。温かくなった両手で両目をふっくらと覆います。目を押さえつけないようにしましょう。
・その後、まばたきをしたり、目をゆっくりと動かしたりします。
(これを手で目を覆った状態で数回繰り返します)
以上のような目の体操を行うと、毛様体筋が緊張と弛緩をくり返すため水晶体を薄くできるようになり、ピントが合ってくるようになります。
目を酷使した後は、積極的に目の筋肉のコリをほぐしてみてくださいね。
その他にも、自分でできる目の疲労回復法についてはこちらをご覧ください。