メガネのように、温度差や湯気などで曇ることはありませんがコンタクトレンズの曇りの原因には、次の2通りが考えられます。
1.涙の量(乾燥している)や状態(タンパク質が多いなど)
2.コンタクトレンズのキズや付着物などの汚れ
<1.涙の量や状態について >
涙は、泣いていない時もいつも分泌されていて、コンタクトレンズはこの涙に浮かぶようにして目の表面に溜まっています。
そのため装用には涙の存在が欠かせませんが、その涙がレンズを汚すこともあります。
特にアレルギー体質の方は、そうでない方と比べて涙に含まれるタンパク質の量が多いといわれていて、レンズが非常に汚れやすいことがわかっています。 レンズが汚れれば酸素透過性が低下したり、変性したタンパク質が引き金となり感染症が起きたりアレルギー自体が悪化したりすることも珍しくありません。
コンタクトレンズの脱着前には手をよく洗う習慣を付けることは勿論ですが、涙の状態(タンパク質など)が原因で曇りが出る場合は、しばらくの期間、コンタクトレンズの装用をやめるようにしてみてください。
<2.コンタクトレンズのキズや付着物などの汚れについて >
化粧品などに含まれる油分が付着するとコンタクトレンズ表面が涙を弾いて曇ってしまいます。 お化粧をされる際は先にコンタクトレンズを装用するとよいでしょう。
また、付着物で目を傷つけてしまう恐れがあります。 コンタクトレンズの汚れは、こまめに洗浄を行うようにしましょう。
もし、繰り返しの洗浄でも曇りが改善されない場合は、コンタクトレンズの購入先や眼科で、目やコンタクトレンズのチェックを受けるようにしてください。
コンタクトレンズが曇ります。どうしてでしょうか?
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