コンタクトレンズにゴミがついて、目に傷がつくといいますが、どういう状態なのでしょうか。
コンタクトレンズによる病気で一番多いのが、角膜の一番外側の層である上皮にできる傷です。
コンタクトレンズの不適切な使用、レンズの下に入り込んだゴミ、レンズについた汚れ、逆さまつげなどが頻度の高い原因となっています。
角膜の上皮部分は、肌と同じように新陳代謝が活発な場所です。
上皮層は5~7層あり、新しい細胞に生まれ変わっているので、痛みがあっても正しくケアすれば数日で治ります。
しかし、装着感がよいソフトレンズでは角膜の感覚が鈍るため、病気や傷に気づくのが遅れてしまったり、寝不足や栄養不足で免疫力や上皮組織の再生力が低下していると、感染症を起こす危険が高まります。
感染症になってしまうと、角膜はそれを取り除く力が弱く、小さな傷でも急に悪化してしまうことがありますので、早めに眼科医の診察を受けることをおすすめします。
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