目やにが出るのは、なぜでしょうか。調子がよいときは出ないんだけど、体調不良の時に出てくるような気がします。
悲しいときなどの感情に関わらず、目は常に涙の層で覆われています。この層が目の潤いを保ち、目に侵入してくるゴミをつかまえる役割になっています。まばたきをするたびに、新しい涙の層をはりかえて、目をきれいに保っています。
まばたきによって上まぶたで作られる涙は目まで届き、さらに古くなった涙はつかまえたゴミなどと一緒に目の内側にある「涙点」という小さな穴から最終的には鼻まで送られます。
そして眠っている間はまばたきをしませんので、目を覆っている涙が鼻へ送られずに目元に残り、そこで水分が蒸発して目やにとなります。朝起きたときに目やにがついていることが多いのはこのためです。
詳しくはこちらから > 豆知識「涙の役割」
目やにの色や形状は体調によっても異なるため、目やにはそのときの体調を表している、とも言えます。黄色のべっとりした目やには急性の細菌性結膜炎、白っぽく糸をひくような目やにはアレルギー性結膜炎の可能性があります。
起きているときにたくさん目やにが出るときや、目やにの色や形状が普段と違うと感じたら、早めに専門医の診察を受けるようにしましょう。
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