眠くなると、どうして自然にまぶたをこするのでしょうか。
眠くなると血液の流れがゆっくりになり、それにつれて血圧も少し下がり気味になります。そのため、毛細血管には軽い鬱血(うっけつ)が起こります。うっ血とは静脈血が局所的に増している状態のことをいいます。当然、まぶたにも同様にうっ血が起こります。まぶたの皮膚は他の部分より薄く、ほんのわずかなうっ血でも腫れぼったくなるため、寝起きの人や眠たそうな人の目は腫れていたりするのです。
まぶたに血液がたまってくる状態のため、まぶたが重たく感じられ、血液を散らそうとしてまぶたをこするというわけです。