職業や資格によって、「矯正視力で○○以上」「裸眼視力で○○以上」
と条件が定められているものがあります。

（＊）矯正視力：メガネ・コンタクトレンズで矯正を行っている状態での視力
（＊）裸眼視力：視力矯正を行う器具を使用しない状態での視力


例えば自動車の免許ですが、
普通一種では、視力が両眼で0.7以上（矯正可）ないと取ることができません。
小型船舶操縦免許も、両眼とも0.6以上（矯正可）と定められています。

矯正視力の条件がある職業は、法務教官、客室乗務員、自衛官、
警察官、消防官、などです。

裸眼視力の条件がある職業は、騎手（両眼とも裸眼で0.6以上）、
競艇選手（両眼とも裸眼で0.8以上）です。

裸眼視力がないと就けないと思われがちな、パイロット、宇宙飛行士ですが
最近は条件が緩和されているようです。

パイロットは、矯正視力は両眼とも1.0以上
（屈折度数は-5.50～+2.00ジオプトリー以内）、
宇宙飛行士も、矯正視力は両眼とも1.0以上
（屈折度数は-5.50～+5.50ジオプトリー以内、乱視度数：3.00ジオプトリーまで、左右の屈折度の差：2.50ジオプトリーまで）　という事です。

（＊）ジオプトリー：レンズの強さを表す単位。アルファベットの D で表す。
数値が大きいほどレンズの屈折力が強くなる。
近視はマイナス、遠視はプラスで表示。