快適視生活応援団目とメガネに関するQ&A目とメガネに関する?(はてな)目の雑学 > 先日、人間ドックの眼科検診で目に空気をあてる検査がありましたが、何を調べているのでしょうか?

目とメガネに関するQ&A

眼球にプシュっと空気を当てる検査、ありますよね。思わず目を瞑ってしまいますが、実はこれ、眼圧を調べている検査なんです。

眼圧とは目の中にある透明な血液(房水)の圧力のことで、検査では眼球を外から押し、その力に対して眼球が押し返す力(内圧)を調べます。

眼圧検査では、
・ゴールドマン眼圧計
・シェッツ眼圧計
・空気眼圧計

の3つの眼圧計を使用する方法がありますが、人間ドックや定期健診などで主に使われるのは【空気眼圧計】です。 角膜に直接触れずに空気を吹き付け、角膜のへこみ具合によって測定するので麻酔の必要がなく30秒ほどで行える簡単な検査です。

眼圧の変動で、高眼圧症、緑内障、網膜剥離などの病気がないかを調べることができ、特に緑内障の診断にはかかせません。 眼圧が高いと緑内障の疑いがあり、さらに詳しい検査が必要です。

ただし、眼圧が基準値でも視神経が侵される正常眼圧緑内障(日本人はこちらの割合が多い)もありますので、心配な方は網膜・血管・視神経乳頭の異常を調べる検査も受けることをお勧めします。

※目の検診や緑内障については下記をご参照ください。
●目の定期検診
●視神経に障害が起きる「緑内障」