学生時代、黒板の字が見えにくい時テレカの穴から覗いたらよく見えたので見ていたことがあります。それはどうして?
これは、「ピンホール現象」と言われる現象です。
ものを見るときには、目のレンズの役割である水晶体で、目に入ってきた光を集約します。そしてその後ろにある網膜上で焦点が合うと、くっきりと見えるようになるのです。その焦点が、網膜より手前に来ると近視、網膜より奥になると遠視や老眼となります。
そして目に入るときの光がもっと細く、1本のすじとして目に入ると水晶体で集約する必要がなくなり、どの位置でも焦点が合うようになるのです。つまり、目に入る光を細くすればするほど、ピントを合わせる必要がなくなるということです。