◆3.色、いろいろ___レンズカラー
レンズカラーは染色や濃度の違いによって多種多様あり、多くの場合、 店頭でサンプルカラーをみながら色選びをすることになります。 ◇ 単色(全面カラー/フルカラー) レンズ全面を一様の濃度で染色したもの。淡い色からサングラスまであります。 ◇ グラデーションカラー(ハーフカラー) レンズの上下を濃淡にぼかして染色したもの。 遠くをみる箇所(遠用部分)の色が濃く、手元の箇所(近用部分)が無色透明になっているものが多く、瞼に色みを与えながらも手元の視野がクリアという特徴があります。 ファッショングラスとして左右のグラデーション、異なる2色の組み合わせなどデザイン重視のグラデーションもみられます。 ◇ 濃度 日常用なら濃度は5%~30%程度。数字が大きいほど濃くなります。 濃度は機能面とファッション面の両方から選びましょう。 機能面とは主に眩しさ対策のこと。20~30%になると外光下でも眩しさが和らぎます。ファッション面ではとくに制約はありませんが濃色なら色の主張が出ます。一人一人の肌色や眩しさの基準が異なるので店頭のサンプルカラーを試してみましょう。 また、紫外線と眩しさは別です。紫外線対策には紫外線カット効果のあるレンズなら無色でも効果があります。眩しさ対策には濃度で対応します。 ◇ 色み 単色、グラデーション含めレンズの色みは多様です。ナチュラルにみせる、効果を得る、イメージを楽しむ、ファッションとして楽しむなど、選び方はいろいろです。どんな選び方があるかは応用編で学んでください。 ここでの注意点は、サンプルカラーのパレットは背景が白いので肌色にのせたときの色の見え方とは違う、と知っておくことです。実際に目元にあてたり掌に重ねるなどレンズを重ねたときの肌色のうつり方を確認して、色みと濃度を決めましょう。 |